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第16話

 徐々に奥へと進んでいくと、ひときわ激しい痺れが走って、真翔は先端から白濁を迸らせた。 「イッてる、やめぇ……」 「そんなに久しぶりなの……?」 「そんな、の、分かる、だろ……っ!」 「優しくするから、安心して」  すると優吾は、真翔の左脚を持ち上げて秘部を曝け出す格好にさせた。反射的に右脚も上げていることに気がついて顔に熱が集まってしまい、吐き出したばかりのペニスは再び硬度を持った。そんな中、優吾の指は容赦なく内側を拡げようと擦っていく。優吾以外の経験がない真翔は、こんなにも激しいものだったのかと分からずに思考がまとまらない。  次第に優吾の指が馴染んできて、ぐちゅぐちゅと響く音はぎこちなさがなくなっていた。いつの間にか指の数は増やされ、すっかりと解れていた。 「真翔……大丈夫?」  優吾の問いかけに、真翔はコクコクと頷いた。安心する笑いが聞こえたかと思ったら、名残惜しそうに真翔から指が離れていった。 「んあっ……シノ、やめっ……」 「痛かったら、言ってね」  がさごそと優吾の右手が何かをしていた。そしてすぐに優吾は真翔の脚を持ったまま近づいてくる。再び見えた優吾の顔は、明らかに雄の表情をしていた。知っているもののはずなのに、久々なせいで真翔はドキリとした。 「真翔……挿れるね」  薄い膜をまとった熱が、解れた孔に宛てがわれた。しばらく触れては離れを繰り返して、何度目かのところでゆっくりと挿入っていく。 「うあぁ、あっ!」  痛みはないけれど、五年ぶりに感じた激しい痺れに、勝手に涙が溢れてきた。優吾は真翔のことを気にかけながらゆっくりと腰を進めていく。真翔の姿に興奮しているのは明らかなのに、強引さは微塵も感じられない。 「無理してない?」 「動けよ……シノ。お前こそ、無理すんな……」 「真翔……」  一瞬ためらったような気がしたが、優吾の腰はゆっくりと動かされた。 「あっ、あぁ……」  長い間感じていなかった快感に、真翔の声は止まらない。そして優吾も止まる気配が見えなかった。徐々に速くはなっているものの、やはり真翔を気遣っている。もっと、と口にしようにも、言葉にならない声を出すことしかできなかった。 「真翔、真翔……」  苦しそうな優吾の声がして、真翔は両脚の優吾の手を振りほどいて身体を抱き寄せた。予想外の行動に一瞬驚きつつも、優吾はそのまま上体を近づけて唇にキスをしてきた。 「んっ、んうっ!」  頭がチカチカとしてきて、全身が快感に埋めつくされた。そして気づけば再び肌を濡らす感覚が広がっていた。  だが、優吾はお構いなしにまだ動いていた。それもすぐに止まると、真翔から離れて眉間に皺を寄せていた。それから遅れて、膜の中が熱で満たされていくのを感じた。 「はぁ、はぁ……あっ!」  優吾は荒い呼吸の中、真翔から離れていった。真翔に向けられるまなざしには、まだ熱が残っていた。 「シノ……」  真翔は力を振りしぼり優吾を抱き寄せようとするが、突然全身の力が抜けてそのまま意識を手放した。 (──続きは頒布版で!!)

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