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第1話
───ワンナイトでも1mmくらいなら愛はあるよな?
そんな事を思いつつ卯月 晃はワンルームの狭い部屋で布団に包まりスマホで今日の相手を探していた
晃は最近幼馴染にフラれ、しかもその幼馴染には婚約者がいる事が発覚し自暴自棄真っ最中
更に幼馴染は俺が同性愛者だって事は知らなかったからWで気まずい恋心おろか友情さえも吹っ飛んで散っていった
このままもう二度と会うことなんて無いんだろうな…。
出会い系なんて使った事が無い生粋の童貞くんだが1度決意すると負けず嫌いな性格が相まって止められない
「いくら見ててもどの人が良いかとか決まらない……次のページ上から3番目の人にするか。」
そう呟くと晃は表示されている『次へ』の文字をタップする
1…2……この人。
表示されているアイコンは顔は写っておらず細身でスーツ姿の男性
「歳は2つ上か…身長185!?高っ!!」
晃は172cm
13cmも差がある
そもそも返事なんて来る可能性も薄い
ダメで元々!!予め用意しておいた挨拶文をメッセージ欄にコピペすると勢いよく送信ボタンをタップする。
一瞬真っ白になったページだが
読み込みが終わると『送信しました』の文字
───やってしまった。
画面を見て我に返るが時すでに遅し
勢いで送ったとは言え初めての出会い系の利用、それにメッセージには今日の日付と今日のワンナイト募集の文言
成立してしまったら 今日 俺はハジメテの身体の関係を持つ事になる
想像しただけで顔が真っ赤になってしまう。
ドキドキを抑えるように布団の中で縮こまり30分返信は無い、と安堵している矢先『ピロン♪』とアプリの着信音
ま、まさか……
慌てて投げ出していたスマホを手に取ると
おそるおそる画面を確認する
それはまさに先程送ったメッセージへの返信だった
返信を開くとそこには丁寧な文章快く今日の誘いを受け入れる内容と時間、場所の指定
成立しちゃった。
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