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ランチ

それからお昼休みは凛君が僕と一緒に学食へ行ってくれた。 学食へ行く間に他の生徒達から僕たちを見てヒソヒソと話す声が聞こえて来る。 「雅、気にしないようにね。言わせておけば良いからね。」 「ありがとう凛君。」 最初は怖かった周りの生徒達の視線も凛君のその言葉で僕は怖くなくなったんだ。 凛君が言うとまるで魔法にでもかけられたみたいで不思議な感覚だった。 学食に着くと凄く広くてビックリしてしまった。 「はい。トレーだよ。皿に好きなのを取って席について食べるんだよ。聞いてると思うけれど学食の食べ物は学費に含まれてるからね。」 「ありがとう。分かったよ凛君。」 颯斗君も凛君と同じ様な事を言っていた気がする。 沢山の出来事があり過ぎて少しパニックになりそうだった。 1人だったらパニックになっていたと思う。

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