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かわれ!

僕の頭の中で誰かが話しかけて来ます。 『かわれ!』 確かにカワレと言われました。 よく分からなくて考え込んでいるとフッと僕の周りは暗くなり僕の目の前には僕が立っていました。 「何してんだよ。サッサと代われって言っただろうが雅!」 「烈(れつ)?」 「誰に見えんだよ雅。ここからは俺が行くからお前は寝てろよ。零(れい)が目覚める前に行かないと厄介だ。」 「うん。お願い烈。」 烈はニヤリと笑うと姿を消した。 いつも恐怖を感じる時には必ずと烈が出てくる夢を見てしまう。 言葉は乱暴だけど烈は僕にとっても優しいんだよ。 零はよくわかんない。 旦那様と一緒に居る時にたまに零の夢を見ていた気がする。 零は凄く艶やかで見ている僕はドキドキしていまう。 同じ容姿の3人だけれど個性は違っていた。

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