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第48話

もう我慢できない。 指を一気に引き抜くと、智の足首を持ってひっくり返し仰向けにした。 両膝を深く折りヒクつく蕾を曝け出させた。 智自身は可哀想なくらい立ち上がり、茂みがビショビショになるくらい濡れそぼりビクビクと震えていた。 智は、はぁはぁと息をしながら、今にも溢れそうな涙を溜めたまま俺を見上げる。 「もう、手加減してやんねぇ。 愛してるよ、智。」 猛り狂った俺自身をピタリと蕾に当てると、しとどに濡れた切っ先で二、三度擦り付け入り口をくちゅくちゅと弄んだあと、一気に突き刺した。 「あーーーーーーーーーーーっ、あぁっ、あーー」 智の嬌声が木霊する。 「うっ、やっぱりキツいな… 痛くしてごめん、優しくするから。」 智の涙に少し正気に戻った俺は、溢れた涙を舌ですくい取り、思いを込めて優しくキスをした。 俺に口を塞がれて、智は苦しげだったが、その唇を離さなかった。 キスをしたまま、俺はしばらく智の中でじっとしていた。 ドクンドクンと脈打つそれは、智の熱に包まれて歓喜の声を挙げ爆ぜようとするが、必死で耐える。

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