1 / 36

オメガの目覚め1

お前はオメガだから期待していない。オメガだと分かってたら産まなかった。そう言われて育った。   一つ下に弟が居る。弟はベータだった。昔から弟にだけ優しい両親。子供の頃はどうしてこんなアルファベットの違いだけで差別されるのか分からなかった。    自分がオメガだと自覚するようになったのは中二の頃の話。  初めてのヒートがやってきた時だ。    クラスで授業を受けているとき急に身体が火照ってきた。時間の経過とともに症状は大きくなってきて、少しの刺激でさえ身体がぞくぞくとする。自分の身体から甘い匂いがする。周りのクラスメイトもそれを感じたのかザワザワとする教室。    自分じゃどうしたらいいか分からなかったけど  当時の担任が女性だったことも幸いして保健室に連れて行ってもらえた。    そこで保健医に抑制剤をもらいこの苦しみから逃れるために必死で飲んだ。    30分くらい経つと症状もだいぶ落ち着いてきて平常心でいられるくらいにはなった

ともだちにシェアしよう!