「ぅ、あ…っん」 「ほら、こんなんじゃ無理だろ？」 あれから今すぐ入れると聞かない創を宥めて、傷付けないようにしっかりと解す。 人差し指を一本入れるだけでぎゅうぎゅう締め付けられるのに、こんなんで今すぐ入れるなんて無理だ。 ゆっくりと出し入れして、締め付けが少し緩くなってきたところで創の前立腺を擦る。 「ふあぁっ、あっん…っ！」 「気持ちい？」 「んっ、あ、」 探さなくてもどこがいいかなんて分かる。創の事は、オレが一番よく知ってんだよ。 だんだん柔らかくなってきた孔に、もう一本指を増やす。中で指先を曲げて壁を広げた。 「んっ、ふ…けぇ…」 「後ろからでいいの？」 「う、ん。ぎゅってして？」 可愛い。 わざと触らなかった創の下腹部に指を這わせると、そこはもう緩く立ち上がっていた。 手のひらで握り込むと、泡のぬめりだけではない感触がある。 「ぬるぬるじゃん、ココ」 「ひぅんっ、あっ…も」 ゆっくり下から上に扱く。指が締め付けられる。漏れる創の声。 我慢してるオレを誰か褒めてくれよ。 「んっ、けぇ、早く…」 「だーめ、もうちょい我慢な？」 指を三本に増やして、創の中で動かす。傷付けないように、でも気持ちいように。 中で指を動かしながら、握ってる先端に爪を立てて擦る。きっと今は異物感でいっぱいだろうから、なるべく創の気持ちを逸らしてあげたい。 大好きな創の顔が苦痛に歪むなんて耐えられない。 「継、やっぱ、ちょっと待って…」 上下に動かしていたオレの手をやんわりと掴むと、ごそごそと創が動き出す。 指は入れたままで、足を持ち上げて膝の上で体の向きを変える。結果、向き合う態勢になった。 「ふふっ、やっぱこっちの方がいいよね」 「ん、そうだな」 嬉しそうに笑う創。くそっ、可愛いじゃんか！ でこちゅーされて耳元に囁かれる。 「…早く、継と一つになりたい」