9 / 47

·

──数十日後の夜 楽しいことが待ってると日なんて瞬く間に過ぎて、明日はついに夏祭りの日だった。 また、柚葉との想い出が増える。 それと同時に俺の人生が消える。 あぁ、毎日一緒いられればいいのに。 夜まで一緒にいて、 「おやすみ」 って言って、 朝起きて一番に柚葉の顔を見て 「おはよう」 って言ってもらって。 そしたら…… どんなに幸せなんだろうな。 ………なんて 考えても叶わないのは知っているけど。 「はぁ……」 死にたくないは言わない。 そんな事言っても、死ぬのには変わらないのだから。 それに俺は生きる。

ともだちにシェアしよう!