「侑生(ゆい)さん！侑生さん！」 「んー、なんだ賢人(かなと)」 そう答えてくれたのは俺の可愛い可愛い恋人。 30歳超えてる…もう世間からはおじさんって言われちゃう歳のイケメンな男の人！ ちょっと顔が怖いから、怖がられちゃうことも多いけど、すっごく優しいし、可愛い！！！ ……ちょっと口は悪いけどね！ 俺が1年片想いして、(無理やり)実らせて。 今月で(同意で)付き合って1年ちょっと過ぎた。 社会に出て、働いて辛いことも多いけど、 侑生さんがいるから毎日頑張れてる！ 俺ってば幸せ！ だってね！大変だったんだから！ 侑生さん落とすの！ ……って、今はそれを思い出す時じゃない！ 今は 「とてつもなく侑生さんに愛されたい気分です！」 「あぁ、そうか………はぁ？！」 侑生さんはちょうど手に持っていた、飲み終わった缶ビールの空き缶を手でベコっと潰した。