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第2話
だって…響が来るとドキドキしちゃうからなるべく会いたくないんだよな。だってバレたら恥ずかしいから生徒相手にそんな感情芽生えているのが。知られたくないこの気持ちは。絶対隠しておきたい。ただ、これ以上の関係になりたいというのも本心で嘘ではないんだけども。
思えば好きになったのは新入生歓迎会の時に歩いていた響を見たとき。このぐらいの年代の子でこんな可愛い子がいるなんてと思った。
うるうるした目に可愛い髪形で、女の子に見えて、でもここは男子校で変な輩がついたら嫌だなと思った。教師と、生徒なんて付き合えないのに。俺も生徒だったらよかったのにな。
一方響は…
絶対先生をおとして見せる。ただ、からかいのためじゃなくて本当に好きになった人だから。
この男子校に入る前は全然男なんかに興味はなくて、むしろ女の子と遊び呆けてた。
だからある意味初恋とも言えるんだよね。
この学校にかっこいい人は先生しかない。
教室
「ほん
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