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闇底に沈む光に3※※
「おい、そっぽ向いてねえで見ろ」
顎を掴んで元の方を向かされた。目の前には動画のモニターがある。
「くくく。ここだ。ったく、なんて顔してやがる。やらしいな、おまえは」
さっき撮っていた映像は、終盤の淫らな自分を真正面から舐めるように映し出していた。
画面の中の醜悪な自分が、喚きながら仰け反りのぼりつめる。
「ふう……。出しもしねえのに、昇天してやがる。見ろ、この顔だ。エロいな。表情だけで煽ってきやがるぜ」
久我の言う通り、動画の中の自分は淫靡で浅ましい。毎回こうして撮られたものを見せつけられているが、見る度にいやらしさが増している気がする。
「どうした。手が止まってるぞ。ちゃんと扱け」
促され、止まっていた手をまた動かし始めた。
もう抗う気力もない。
大股開きで座らされた身体の下には、さっき志万と呼ばれた男の身体がある。背面座位で志万のイチモツを尻の穴に打ち込まれているのだ。
その上、男たちに囲まれたまま、自慰行為をさせられている。
「どうした?自分のエロい動画じゃイけねえのか?」
久我がくくく…と喉を鳴らして笑う。
正直、イきたいし出したい。
久我に嬲られて、出さずに3回、中だけでイかされているのだ。ペニスはずっと勃起したまま、男としての欲情を吐き出したくて焦れきっていた。
だが、男4人の嘲りの眼差しに囲まれての自慰行為に、身体は焦れても心が追いついていかない。いっそこんな心などなくなってしまえば、もっと楽に生きていけるのかもしれない。
目をぎゅっと瞑って、意識を集中させた。
早く終わらせて、楽になりたい。
「いい子だな、ユウキ。おまえは俺の可愛いペットだ。もっと淫らになれよ。志万。ゆっくり動いてやれ」
手淫に合わせて、下の男が腰を突き上げ始める。媚薬の効果は充分過ぎるほど残っていて、痛みのない穏やかな動きでじわじわと快感が増していく。
……ああ……いい……気持ち、いい。
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