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第10話

涼は全ての事を思い出した。 心の奥底に押し込めた記憶が (よみがえ)ってきた。 「全て思い出したようだな。  俺は絶対にお前を許さない。  お前の父親もだ」 「国王と王妃はどこにいるの?  僕だけが罪を(つぐな)うから」 涼は(ひざまず)いて懇願した。 「そうか、そこまでいうなら  お前が罪を背負え」 そういうとレイは涼をベッドに 押し倒した。

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