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第128話
冷えた細い身体を毛布にくるみ、大分マシになった三条は居心地が悪そうだ。
「あの…、すみませんでした…」
三条だけが悪いんじゃない。
自分だってそうなる様に仕掛けたはずだ。
それなのに無情にイライラする。
「本、ありがとうございました…。
……俺…帰ります。」
毛布を畳み、踵を返そうとする三条をソファに投げ飛ばす。
くりっとした目が大きく見開き自分を見た。
「迷惑かけたって思うなら、一発犯らせろ。」
三条にすべてをなすりつける様に吐いた言葉にヘドが出そうだ。
さっきまで使っていた毛布を口に詰め、下着ごとズボンをずり降ろす。
「っ!!」
自分勝手な行為
愚かな行為だ
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