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第142話
リビングには炬燵が我が物顔で居座っていた。
ソファの配置してあるリビングには少し似つかわしくないが暖かくて居心地が良い。
自室にいるよりリビングにいる時間の方が長いかも知れない程に、そのあたたかさは離れがたい。
ふあっと欠伸をすると優登にも移る。
午前中に課題を済ませ、お昼を食べ、満腹感に眠くなってきた。
クリスマス当日、25日は夫婦でデートに行くらしい。
24日は田上吉田とクリスマス会をするはずだったが田上が風邪をひいてしまい流れた。
早いけど今日クリスマス会をすると母親は腕によりをかけている。
家族でクリスマスをするのも優登が中学生にあがるまでだろう。
あっという間だ。
あっという間。
あぁ、時間なんて早く過ぎれば良いのに。
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