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第227話
生物室の後ろでハムスターがカラカラと車で遊んでいる。
「生物触媒は最適温度があり、本体がタンパク質のため熱に弱いです。
逆に、化学触媒は温度が高い程良いです。」
生物触媒は酵素
化学触媒は酸化マンガン
足早に進んでいく授業。
かじかむ手で板書を済まし、メモをとり、資料集に目を通す。
生物教師はもさもさした髪を揺らしながら早口に進めていく。
おどおどと話す教師だが、今日ばかりは口の回りが早い。
終鈴が鳴り50分の授業の終わりを告げる。
なんとか終わったテスト範囲に生物教師も生徒も安堵した。
だけど、気持ちを抜いてはいられない。
明日からテストだ。
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