3 / 28
エントリーNo.2 聖夜の論争
幼い頃から「サンタはいる」とごねていた幼馴染み。10年が経った今も「いないことが証明できない」と数学の得意な彼らしい言い回しで主張する。僕は提案した。じゃあ欲しい物を願って届いたら、僕もサンタの存在を認める、と。すると彼は僕の首に腕を回し「もう届いてるよ、ずっと昔に」と勝ち誇った。
---------------------------------------------
<作家名>
滝沢晴
<主な作品>
「戦場で、花束を」(エブリスタ)
ともだちにシェアしよう!