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第1話
……冬は寒いから嫌いなんだよ
冬、寒い日に休みを合わせて二人で遊びにきた。
有名なアトラクションを待っている間ボソッと呟いてきた。
「さみー。」って。……だから冬は嫌いなんだよ。
そういいながら、俺の方に身体を合わせてきた。
「おい。おい。くっつきすぎ。じゃないか。」
一応、文句をいうけど、顔は多分ニヤけてる。
知り合った時からもう。ずーっと寒がりで、
冬になると手足が冷たくなる。女子みたいに冷え症だから。
だから、夜は一緒に寝ないと、うるさい。いや。。。。面倒くさい。
「なぁなぁ。手かして?」って。
「大丈夫だよ。誰も見てないから。」
そう言って俺の手をつないで、コートのポケットにいれてきた。
「ほら。温かいだろ。」
……そんなさーにーって。笑わなくても。
俺はお前と入れれば、いつも温かいけど。
幸せな気分。になれる。
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