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04.『初夜を賭けて』

初めて迎えた「夜」のこと。「上か下か」を賭けたゲームをした。俺は男の沽券(と股間)にかけて挑んだが完敗だった。潔くネコ役を覚悟をして「よし!来い!」とビリヤード台に大の字になる。すると恋人の素っ頓狂な声が響いた。「えっ、初夜で騎乗位?」と。ビリヤード台を見るたびに蘇る甘い思い出。

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