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そしてまた、恋をする

砂利を踏みしめる。 糖尿進行すると足の裏にこんな感覚するとか言ってたな··· 病院で知り合ったじいさんの言葉は、別に覚えてなくても良いのに頭に残ってる。 「またあのお爺さんのこと考えてるでしょ」 しょうがないね···と笑う男の手が背中を叩くのに、安心と愛しさが積み重なった。

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