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朝陽 57

叫び出したい気持ちを押さえこむ。もう触れる事すら許されない今、何を言えば分かってもらえるのか。自分の中でも言葉にならない気持ちをどうにか紡ぎ出す。 「あなたは…ふしだらです。でもそれは僕もだ、…恋人だと思ってもらえなくてもあなたと一緒に居たいのに…」

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