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過剰充電!

 あー……。  きちゃった……。  きちゃったよ。  賢者タイム。  この胸を去来する虚無感。  何度ヤッても変わらないし、何度ヤッても慣れない。  いや、慣れないは嘘だな。  この虚無感って一人エッチの時ほどぱないしね。  「もーほんと……俺犯罪者だわー……」  「マスター、犯罪者なんですか?」  下半身むき出しで胡坐かいた俺の背中にかけられるハスキーボイス。  「いやー……犯罪者だろ……アンドロイドとはいえどう見た……って、お前……」  振り向けば奴がいる。  じゃなくて振り向けばイケメン。  イケメン。  イケメン?!  「お前誰だ」  「テトです」  はぁぁあ?(# ゜Д゜)  「そんな、声まで変わって」  「過剰充電しちゃいましたぁ♡」  男が語尾伸ばし&♡すんな気持悪い!!  「は?あ?何どういう?」  「つまりですね、」  眼前に迫るイケメン退く俺。  なにこれどういう。  「過剰に充電したせいでおっきくなっちゃったんです」  どういうことだってばよ……。

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