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アルバイト

結局俺は茜と同じところでバイトをすることになった 茜が片時も離れたくないと言うのだから仕方ない ちなみに蓮華も同じところだ 蓮華の紹介で入ったここは川の側のカフェだった スタッフは男のみ。客は女性のみ。男性は女性と一緒なら入れると言う独特な場所。 蓮華の知り合いの店で結構時給もいいので助かる ケーキが美味しいと評判の店 女性客ばかりだからまぁ言わなくともわかるとは思うが…茜目当ての客が日々増えていった 「茜…さすがだな…」 「本当に…」 「妬いてる?」 「多少はね…」 俺はキッチンスタッフのため店頭に出ることはない 「いやぁ~茜が来てくれて助かったよ。客増えたし」 「茜イケメンだもんなぁ…すげーなー素人さんであんな人いるんだなぁ。さなえは幼馴染みなんだろ?昔からあんな?」 「はい。あんなですよ」 「ほぉ…お前も苦労してきたんじゃねぇか?」 「まぁ…よく茜宛のプレゼントや手紙とか預かってました。今は減りましたけど」 「いや…そうじゃなくて…お前もモテたから大変だっだろ?って言ってるの」 「隣にあかねがいるんですよ?そんな物好きいませんよ」 「…蓮華…さなえは無自覚なのか…」 「はい。絶対認めようとしません…自分のこと」 「はぁ~茜も大変だな…」 「何がですか!」 バイト面接時に茜は俺とのことを暴露しているため俺たちの関係は店のスタッフ全員が知っている。 ここのスタッフもみなそれぞれに相手がいるから自然と受け入れられた。 「だから男は入れないんだよね。そういう人が来たらまぁ…面倒なことになりかねないし」 これは面接時に言われた言葉。 シフトも茜と俺はずっと同じ時間に一緒に入ってる。休みも一緒。これは店長の意向だ

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