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第6話 憎きパリピに惚れた日
大音量で流れる音楽、叫び声のような笑い声。
静かな海辺へ越したはずだった。
なのに春の終わりと同時にやってきた五月の蠅。
「今日こそは文句を言ってやる」
意を決して出た浜辺、集まる視線に凍り付く。
「き、君たち!」
「君じゃないよ、僕は一弥。よろしくね」
……手をとられて心臓がビートに合わせて跳ねた。
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