「部員は俺と優也2人だけ？」 「いや、一応監視官として俺と恭平が入る」 「恭平って誰ですか」 「副会長だよ。俺と仲良しこよしなんだ」 「なんスかその安っぽい言い方」 「それはいいんだ。部活名考えようぜ！」 「何気に、一番楽しんでるの高凪先輩だよな」 「部員全員の名前の頭文字入れるとかはどうだ？」 「すごくカッコ悪いんですケド」 「今時小学生でもそんなダサいの思いつかねぇよ」 「もう単純に一春を愛でよう部で」 「お前らフルネームなんだ？」 「俺らの意見は？」 「山崎一春」 「……山崎優也」 「え？本名名告れよ」 「本名っスよ？」 「なんで苗字が同じなんだよ。結婚したのか？真面目に答えろよおい」 「結婚はする予定だけど、本当に本名だよ。俺達出席番号近くて、それで知り合ったから」 「そうだったのか……あ、」 「なんですか？」 「こういうの恭平得意そうだから、恭平に頼んでくる」 「先輩、俺達の意見は？」 「じゃーなーーー！」 「あーあ、行っちゃった」 「……まあ、これでダサい名前を付けられる心配は消えたな。よかった」 「俺は、ラブラ部がよかったな」 「優也のセンスって便所くらいだね」 「それって褒めてる？褒めてる？」 「その二つで言えば蔑んでる」 「一春愛してる」 「俺も優也のこと大好き」