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第1話
もう…休んでいい?
もう…頑張らなくていい?
もう…いいよね?
僕はもう…
君が大好きでした…
君の笑顔が大好きでした…
君の涙が大好きでした…
君の優しさが大好きでした…
君の厳しさが大好きでした…
初めてあったその日から僕は君に恋をしました
海辺に佇む君の姿に恋しました
そして僕は勇気を出して君に話しかけました
君は僕を友と呼びました…
君とずっと隣に並んで歩いていたくて沢山…沢山…頑張りました…
君は僕の笑顔が好きだと言ったから僕は笑っていました…
僕は君のとなりにいられて…幸せでした
わかっていました…いつか…こんな日が来ること…
だから…もう…僕は…頑張らない…
「僕はずっと君が好きでした…友人以上の感情を持っていました…ごめんなさい…好きになってごめんなさい…沢山の思い出をありがとう…君の幸せを祝福出来なくてごめんなさい…」
「…ねぇ?いつ?いつから俺のこと好きだったの?」
「初めてあったあの日から…ずっと…」
「ばか…何で…早く言わないんだよ…」
「言えるわけないです…君の隣にいたかったのだから…だから…ここでお別れです…さようなら…」
「ねぇ…待って…これからまた始めませんか?俺も君のことが好きです…」
「え?でも君は…」
「嘘だよ…全部嘘…婚約者のことも…明日結婚するって言うことも…君が…どう思っているのか…知りたかったから…俺は…君と歩いていきたいです」
「夢?」
「夢じゃない…」
「僕は…もう頑張らなくてもいい?」
「うん。俺ももう頑張らない…君を求めていいですか?」
「はい…」
僕はもう頑張らない…一人では頑張らない…君と…一緒だから…
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