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ギャップ。
結局。
噛む事も出来ず、抵抗する術はない。
結局、どうすることも出来ない。
つーか、いい加減 顎が痛いんだけど。
『・・・・なあ、みー?』
『・・・・・んん・・・・?』
優しい声がして、瞼を塞いでいた手が離れた。
そのまま、その手が優しく 頬を撫でる。
『みー。』
頬から、唇へ、顎へと指が移動する。
優しく、優しく。
『ふっ・・・・・・ん・・ん・・・?』
な、なに?
なんだ?急に。
聞いた事ないくらい優しい声。
優しく触れる指。
なんだか、くすぐったくて 背中が
むずむずする。
そして、指は 顎から また頬に戻ってきて、くるくる優しく撫でる。
『みー・・・・・』
『・・・んん・・・っ・・・/////』
ちょ・・・・、
ちょっと・・・・待って。
どんな顔してやってんの??
眩しくて開けられなかった瞼を
ゆっくり開ける。
そこには
優しく優しく頬笑む咲哉の顔・・・・・・
ではなく
優しい声、触れる指からは想像もつかない
意地悪くニヤニヤ笑う咲哉の顔が・・・・あった。
『・・・・・・・っっ !? 』
な、なに?
なんだ、この顔っっ !?
声と顔のギャップが半端ないんだけど!?
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