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みっきーの誕生日☆29

触られまくって ヘロヘロになって 別荘に戻ってくると 森山さんが家の中にいて出迎えてくれた。 『お疲れさま。 今回は どうでした?』 『おじさんの おじさん化を再確認 ♪ 』 『まあ、でも無事 合格点もらった ♪ 』 『それは よかった。 ・・・光希さんも お疲れさまでしたね』 壁づたいに よろよろ歩く俺を 振り返り、にっこり笑う森山さん。 話しかけられると思ってなかった俺は 多いに焦って・・・ 『──は、はい!おちゅかれ・・ お疲れしました・・っ、──・・っ///!!』 また、盛大に 噛んだ。 う、うがーっ///!! おちゅかれって・・・! おちゅかれってぇ・・////! それに お疲れしましたって なんだぁ///! 日本語も 変だったぁぁ・・・! 『うはー!みっきー かわいー♡』 『噛んでる みーもかわいいぞ♡』 『本当に 癒しの存在ですねぇ♡』 『・・・・・・・・・/////』 玲音と咲哉に抱きつかれ 森山さんに頭を撫でられる。 『かわいーっ ♪ 』 『かわいいっ ♪ 』 『可愛いです ♪ 』 なでなで ぐりぐり チュッチュッ なんか・・・ オモチャにされてる感が 半端ないんだけど・・・ 悪い気分じゃあ・・ないんだよな・・・ どうしよう・・ 俺、これでいいんだろうか・・・ 『『『かわいー ♪ 』』』 『・・・・・・・・・・/////』 ───まぁ・・・いっか (楽しそうだし) って 思うことにしよう。 それにしても 改めて・・・ すごいなぁ、2人とも。 昔から やりたい事が決まってて 色んなコトしてて・・・ 高校卒業したら大学には行かずに 料理と製菓の専門学校に行くって 言ってたし お店を出す資金は 玲音が 株をやって貯めてるらしいし 準備は着々と進んでる・・・ぽい。 『・・・・・・・・・』 なんにも やりたいコトのない 俺とは大違い・・・ 『・・・・・・・・』 ・・・あれ? なんか 凹んできたぞ・・・

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