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監禁 7
「ーーーという事なんです」
「………」
「…京さん?」
京さんは目の前に開いたPCを見て、何か考えるような素振りをしてから口を開いた。
「お前…本当に何も出てこなかったのか?」
「…っはい、俺の力不足もあって、手がかりが全く掴めず…すみません」
「いや…これお前…」
京さんはPCを食い入るように見ている。
「京さん…?」
「昨夜、3丁目辺りの監視カメラの映像をハッキングできない…」
「京さんでも!?」
「ハッキングできない…というか…データが消されてる?その上で何重にもロックが掛けてある」
「え…たかがその辺の監視カメラに?」
「これは、…余程見られたくない何かがあったんだろうな」
「っもしかして、翠に関係が?」
「…あぁ、断定はできないが、可能性はある」
震える拳を隠すように、ぎゅっと握りしめながら問う。
「…ハッキング、いけそうですか」
「1時間もあればいける。お前は翠に何らかの危害を与える可能性のある人物をさらっておけ」
「はい」
「…絶対、見つけ出すぞ」
「っ…はい」
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