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始まり 2

ここへ来た経緯を全く覚えてない。 俺は気を失う前の事を思い出した。 …そうだ、昨日?…巡回してたら、朝霧組の若頭が来て…気ぃ失ったんだ。…てことはここ、あいつの部屋? 一気に顔が青くなる。 …あいつなんかやばそうだし。早く逃げないと、 蓮に連絡しようと思い、スマホを入れていた胸ポケットを触る。 「…え」 気を失う前に来ていた服よりも高級感あふれる生地の感触に驚いて、服に目をやると。 「…んだよ、これ…」

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