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第20話
目隠しをされた自分が見える。一糸纏わぬ全裸の姿で畳に横たわるその横に男の大きな陰が被ってくる。薄っすらとかいた汗は情欲の匂いを放ちその男のつけている香りは五感の全てを興奮させる。
男は頭をもたげた性器に触れようとした手を払いその手を畳に縫い付けると貪るようにくちづけてきた。その余りにリアルな夢に目を覚ますと、閉じたカーテンからうっすらと朝陽が差していた。
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