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第11話
吹雪のが俺の中に挿ってる
体中の毛が逆立つような、
血液が逆流するような、
おかしな感覚に見舞われる
苦しい……
中をえぐられるような動きに涙がこぼれた
我慢できない程じゃないけど、
やっぱり痛い……
絶対、気付かれたくない
痛いなんて言ったら、
次から抱いてもらえなくなる
「…………っ」
その時、ピタッと動きが止まった
「ライト。痛いのかよ」
「べ、別に!全然、痛くないっ!」
「そんな涙声で、何言ってやがる」
「痛くない……」
そう答えたら、後ろから抱きしめられた
「もう少し待ってやるから、ジッとしてろ。
じきに媚薬が効いてくる」
「……ふ、ぶき……」
俺、吹雪に抱きしめられてる
ジワッと目に涙がたまる
痛いけど、幸せ…………
首元にキスされたら、体がビクッとなった
「…………んんっ」
「首、苦手なの?」
「うん。くすぐったいから、やめて」
「お前、馬鹿だな。Sの奴に、苦手とか
言ったら、攻められるだけだぞ?」
「え……?」
レローッと首を舐められる
「……あ?……ん、やっ………!」
ゾワッとして、変な声が出た
ピチャピチャわざと音を立てながら、
執拗に首を舐められた
「や、やめろよ!な、なんで……アッ」
「くすぐったいのは、性感帯なんだよ」
苦手な首に、キスされたり甘噛みされたり、
逃げたいような衝動に駆られる
「……んっ……やだ!………あ、ぅ……」
…………なんか……体が変だ…………
後ろが熱い…………
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