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痴ヒーロー悪戯伝-5

俺様、七狗は何を隠そうマッドサイエンティストだ。 世界征服を第一目標に掲げる悪の組織「コックローチ」でこつこつ禁断の実験を繰り返してはどぎついクリーチャーなんぞを生みこしら、えて、い、る……。 「うゎぁぁぁんっ!もうやらっ!レモンパイ食べたいよぉぉっっ!」 「僕があと三回君を食べたら一緒に食べよう?」 俺様、市民を守るヒーロー戦隊のリーダー、赤紫にほぼ毎日手籠めにされている。 レモンパイで誘き寄せられて毎度罠に引っ掛かり、気が付けば、赤紫にもう拐かされている。 俺様が掃除してやんないと、人格疑うくらいにきちゃなくなる赤紫宅で……うう、パコパコされている。 「七狗、僕の愛しの小ガラス、もっとよく顔を見せてごらん?」 「カラスじゃねぇぇっ……俺様カーカー鳴かねぇもんっ!」 がたんっ 「ひッ!? な、なんか音したぞっ?」 「君のペットが鳥籠で暴れているんだろう」 「そ、そうかっ? それにしてはデカい音……ッ、ひっ、そっそんな奥ばっか擦んなぁぁッ!」 「七狗の鳴き声、僕だけにもっと聞かせて……?」 *** 「赤紫、あいつ、変態だったのか……」 俺、群青(ぐんじょう)は悪の組織「コックローチ」から市民を守るヒーロー戦隊の副リーダーを務めている。 ここ最近、リーダー赤紫の様子が妙なので自宅訪問してみたら……ドアが細く開かれていて……つい誘惑に負けて中へ入ってみたら……寝室から聞こえてきた……二人分の声。 『七狗……』 『俺様カーカー鳴かねぇもんっ!』 「あいつ、敵の七狗と」 ショックが大き過ぎて眩暈がする。 まだ夜の入り、俺は公園へふらりと立ち寄り、外灯に照らされたベンチに力なく腰掛けた。 しっかりしろ、群青。 お前は戦隊のブレイン、常に冷静沈着、リーダーを支える柱の要だろ。 『僕があと三回君を食べたら……』 ……駄目だ、赤紫をもう変態としてしか認識できない、今後どうやって接したらいいのかまるでわからない。 『僕が始末する』 幼児化した七狗を捕らえたあいつはそう言っていた、思えばあの時から様子が妙だった、あの時から、あいつは、もう……変態だったのか……身も心も変態と成り下がっていたのか……変態……変態……。 ショックの余り周囲への警戒が疎かになっていた。 がさり、すぐ背後から聞こえた物音、慌てて振り返ろうとしたら。 がつんッ!! 頭に衝撃を浴びて俺は気を失ってしまった……。 *** ボク、伍魅(ごみ)は悪の組織「コックローチ」の一員、幹部までは行かないけれどまーまー中間のポジションにいる、まーまーエライコなのでェす。。 「七狗がまーたあのストーカーヒーローに攫われたわ」 「そォなのですか」 「伍魅、連れ戻してらっしゃい」 「ボクがですかァ?」 「赤紫が相手だもの、モブが行ったところで歯が立たないわ、あんまり欠け過ぎると見栄えが悪くなるし」 大幹部零様から直々に命を受けて、ボク、赤紫の住まいがあるとされる区域に単身やってきました、はァ、赤紫興味ないんですけどォ、そうです僕はヒーローでェす然とした佇まい、胸焼けします、げんなりします。 それに比べて、はゥゥゥゥ、青様ァァァァ。 クールに冴えまくって強くって、群青様サマこと青様、好き好き好き好き……ん、あれ、あれェェェェ? あのベンチに座ってるの青様じゃなァい? きゃぁぅ! どうしょォ、いやぁン、照れちゃゥ、でもお近づきになりたァい、あ、そうだァ! がつんッ!! いつも持ち歩いているボク愛用の得物でとりあえず青様ぶん殴って気絶させましたァ、わァい、これでゆっくり落ち着いてお近づきになれまァす。 ちなみにボクの得物は、きゃふッ、金属バットなのでェす。 *** 最低最悪なことになった。 「きゃふッ、青様ァ、お目覚めいかがですかァ?」 頭を苛む鈍痛と、もう一つのある凄まじい感覚に身を蝕まれながら魘されるように目覚めてみれば、そこはどうも敵陣営の真っ只中、「コックローチ」のアジトのようで。 拘束台にめちゃくちゃに縛りつけられた俺の真上にはゴスロリ女装男子の伍魅がいた。 「ボク、ずっと青様とお話したかったんでェす」 ベースの制服は所々ビリビリに裂かれ、フリルやらリボンやらレースやら、髪は真っ黒縦ロール盛り、どこからどう見てもゴスロリ少女だ。 「伍魅……」 「きゃふッ」 俺の真上で伍魅は恥じらうように両手で顔を隠す。 「青様にこんな至近距離から名前を呼ばれるなんてェ」 「俺を……どうするつもりだ……」 「青様の捩れた声ェ、きゃふッ」 「……俺を殺すのか?」 「きゃふッ」 駄目だ、会話にならない、俺が何か言う度にボフボフ音を立てそうなくらい真っ赤になって首を左右に振るばかりだ。 それにしてもこの熱さは何だ。 気絶している間に何か……打たれたのか? 「あ、気づきましたァ? きゃふッ。これでェす、このお注射、青様にこっそり打っちゃいましたァ。青様とどうしてもお近づきになりたくて、とォっても勇気出して、きゃふー、催淫剤でェす」 全身を駆け巡る熱はやがて下半身に集中して否応なしに性を目覚めさせる。 「ちなみにボク、自分にも打っちゃいましたァ」 正真正銘、最低、最悪、だ。 *** 「うぅぅ……っ」 「あ、ァ、ァ、あんっ! 青様の、おちんちんに……っボクのお尻ィ、雌穴化してまァす……っ青様ァ、また射精してェ……? ボクのお尻穴に青様の出来立て精液ィ……たっぷり抽入してくださァい……?」 どうしよォ、初めてなのにィ、腰止まンなァい。 青様のおちんちんで、ボク、雌化しちゃゥ。 青様のあかちゃん授かりたいでェす。 「も……っこんな真似……っやめ、ろ……伍魅ッ!」 「きゃふッ」 だめェ、名前呼ばれながら、そんな見つめられたらァ……ボク、発狂しちゃィまァす。 「!?」 青様にアイマスクをつけてみたら、きゃふー、ステキ過ぎてまたおちんちんが白濁お汁でとろとろになっちゃァう。 「あっあぁん……青様ァ、最高ぉ……っほら、もっとズボズボしてあげるゥ……っお尻穴の奥で青様のおちんちん擦って擦って擦りまくってあげまァす……っきゃふっ……あん……っまたボクの奥でビクビクしてきたァ……射精しますかァ……? いいですよォ……? 青様の優秀優れた、おいしィ子種ェ……っボクにどぷどぷ食べさせてくらさァい……っ?」 「くは……」 あのクールな青様が全身火照らせて、よ、よだれ、きゃふッ、おいしそォ、いただきまァす、ぺろぺろ、ちゅっちゅっ、あんらめぇ、唇は聖域として遠慮するつもりだったのにィ、我慢できないでェす。 「ん……っ」 「んむ……青様ぁ……」 「んぶ……ん、ん……っ」 「ッッ……きゃふ……ッッ!!」 青様に真下から貫かれた、ァ、ァ、ァ、なにこれェ、目の前がチカチカしてェ……ァ、ァ、ァ……ぎ、ぎ、ぎもぢィィれす……ッッッ。 「ひゃァァん……っいってるゥ……青様、が、ボクのお尻穴でいってる、ゥ、精液どぷどぷしてる、ゥ……っあん、幸せェ……あんっ……あんっ……あんっ……青様ァ、ァ、ァ……お尻あったかァァい……」 がちゃっ 「伍魅、アタシの命令さぼって誰とお楽しみ中なのかしら」

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