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続・トモ活しちゃう?-4

「んむっ……んっ……んっ、んっ……んっ」 目を閉じて口内の感覚にうっとり集中している凌空に樫井は唇を歪める。 「お前がよくなってどうするんだよ、俺をよくしろよ、幸村?」 意地悪に喉奥をやんわり突かれると、ボクサーパンツの内側でさらに発熱したペニス。 (俺ってMだったのでしょーか……?) 凌空は鼻で呼吸しながら口の中で硬くなっていく熱源に舌を絡ませた。 溢れてくる唾液を塗りつけ、根元までぬるぬるにして、がむしゃらに頬張った。 精一杯、ご奉仕するワンコ男子に樫井は「へたくそ」と笑みまじりに呟く。 「これまででダントツへたくそ」 「ぅぅ……ぅぅ……」 「でも一番感じる」 「!!」 頭を撫でられて、その台詞。 まさかの樫井のツンデレ発言に凌空の胸はキューーー……ンと捩れた。 (……樫井にもっと褒められたい……) 「……幸村」 限界まで口を開け、頭をバウンドさせ、樫井にしゃぶりついた。 先っぽや裏筋、カリ首を何回も何回も熱心に舐めては啜った。 「んむむむっ……樫井ぃ……きもちいい……?」 「……」 「樫井のチンコぉ……ズル剥けで、カリ太くて、エッチ過ぎる……」 「お前だって似たようなモンだろ」 「俺までチンコ感じちゃう……ずっとムズムズしてる……お、お尻まで……」 「ケツもムズムズしてるのか、お前」 「ムズムズするぅ……樫井ぃ~……俺ぇ……ばかになっちゃう……早くこのチンコほしい……」 お尻を振っておねだりまでしてきた凌空に樫井は堪えきれずに吹き出した。 「ほんとに犬みたいだな」 ぐちゃぐちゃだった口内から一思いに引き摺り抜かれたペニス。 半勃ちだったのが完勃ちし、腹につきそうなくらい反り返った。 「え……?」 ベッドの上で四つん這いになっていた凌空は、自分の真正面から移動しようとした樫井を不安そうに目で追った。 「ど、どっか行くの? トイレ?」 が、ベッドから出ず、樫井は凌空の真後ろでストップした。 イージーパンツごとズルンと引き摺り下ろされたボクサーパンツ。 程よく締まった樫井のお尻がお目見えした。 「ローションは昨日で切れたけど、今日はなくて大丈夫そうだな」 そう言って、樫井は、張りのある尻たぶにペニスを挟み込ませた。 「ぇっ?」 お尻にズリズリと擦りつけられて凌空は口をパクパクさせる。 「お前のケツ、ムチムチしてて尻コキのし甲斐がある」 剥き出しの臀部に密着した厚い腰が上下に大きく動く。 膨脹しきったペニスで後孔表面がヤラシク摩擦されて、ムズムズやジンジンが増し、凌空はイヤイヤと首を左右に振った。 「やだぁ……樫井、ちょうだいっ……ちゃんとチンコちょーだい……っ」 「……お前、ほんとに昨日処女喪失した? 味締め過ぎてないか」 「ど、どーいう意味……?」 「もっと前に俺以外の奴に開発されてるんじゃないのか」 後孔を刺激されながら卑猥な手つきで尻たぶを撫で回され、揉み立てられて、凌空のペニスはピクピクと独りでに反応した。 「元カノにいぢられた経験あるのか」 「なっ、なぃ……っ……断じてなぃぃ……」 「どうだかな」 「樫井は……いぢった経験あるの……?」 「ある」 「即答したぁっ……樫井の変態っ……人妻のお尻いぢるとか変態変態変態~……っ」 変態と連呼された樫井は。 凌空の滑々なお尻をぐっと掴み直すと、準備万端なペニスの頂きを後孔に一気にぐぐぐぐぐっと捻じ込んだ。 「は♥」 痛がるどころか凌空の双眸は歓喜で濡れた。 腹の下でペニスを一段とぶるんと痙攣させた。 「き……きたぁ……♥樫井のチンコぉ……♥」 ムズムズジンジンしていた尻穴を抉じ開けられ、怒張するペニスの息遣いをダイレクトに感じ取って、凌空は軽く達してしまった。 「ッ……締まった」 「はーーー……♥はーーー……♥」 「挿入()れただけでイッたのかよ……」 シーツをぎゅっと握り締めて正直にコクコク頷く。 「い……いっちゃった……♥」 「とことん堪え性ない奴」 そう言いながらも満更ではなさそうな樫井、ムチムチした尻たぶに五指を食い込ませ、律動を始めた。 初めてのバック。 昨日、正常位で攻めてばかりいた凌空を後ろからじっくり突いた。

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