66 / 222

第61話

暫くして、笑いが収まった。でも気を抜くとまたツボに入ってしまうかもしれない。もう笑いすぎてお腹痛いんだ、出来るだけ笑わないようにしたい。 「あ、」 突然思い出した。 確か期限は今日までだったはず。 「どうしたの?」 「レンタル、今日までだ」 レンタルビデオショップで気になっていたホラー映画を借りて、返すのを忘れていた。 学校帰りに寄れるのに、いつも忘れてきてしまうのだ。 いい事思いついた!と先生は笑顔だ。 「お互いオススメのDVD借りて、見るっていうのはどう? 家に帰るまでお楽しみってことで」 「楽しそう!」 そうと決まれば、いつも行っているレンタルショップへ向かう。 家から大体徒歩15分ぐらいで行ける。

ともだちにシェアしよう!