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第177話

「少しだけ海入ろうか」 しばらく無言で朝日を見つめていたが、そう言われ手を引かれて海へ入る。 足をつけるだけだけどひんやりしていて気持ちいい。 だからサンダルを履かされたのか。 ホテルを出る時普通の靴で行こうとしたら脱がされて、代わりにサンダルを用意された事を思い出した。 「気持ちいいね」 「うん、...水着着たいよね、ごめんね」 「え...」 昨日まではあんなに水着を着せたくないと言ってたのに今日になるとしおらしく謝られた。 悪いとは思ってたんだ... 僕自身、あまり気にしていなかったんだけどなぁ 「僕、気にしてないから平気だよ」 「でも...」

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