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第11話

七瀬『ほら、つきましたよ。』 夏波『すごい‥…うちの学園の地図なんて広すぎて覚えられないのに。』 僕は1回見たら忘れないからね。 ガチャッ 夏波『失礼します‥…。』 ?『ん~連くん??』 手をひらひらと振る保健医。 だが次の瞬間顔つきが変わった。 夏波『‥…襲われました。』 ?『?!‥…     そっちの子は見ない顔だね。』 なんかこの人色々鋭そう。 七瀬『新しく入学する穂波です。』 夏波『ギリギリで僕を助けてくれたんです。』 ?『ちっちゃいのに…? 綺麗だから襲われる的じゃないの?!』 なにみんなして、ちっちゃいとか‥…。 夏波『敵には回したらだめです。 ところで‥… どうやって入ったの?? 僕は門あけてないよ?』 七瀬『木を伝って門を越えました。』 ?『はぁっ?!!』 夏波『じゃあ僕を見つけたのは?』 不審そうに聞かれる。 七瀬『僕、耳いいので。』 夏波『ただものじゃないですね…。』 ただ少し耳がいいだけなんだけどね。

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