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第50話
そういえば、生徒会って同じクラスだけど…
仕事というか、叫ばれ過ぎてて来ないか。
そう思った矢先に、
ガラガラ…
新武『やっほぉー子猫ちゃんたちぃ!』
教室内『きゃぁーーーー♡新武さんだー!!!!』
教室内が一気に騒がしくなるも、新武はすぐに三雲を見つける。
新武『うぉーー!三雲!!』
三雲『ゲッ、来んなし!!』
新武『三雲が教室ってお久だねぇ。』
三雲『お前こそ…』
二人が話している間、僕が何してるかって?
寝た振りに決まっているよ。
この人はどうも苦手だからね。
ん、なんか視線が痛い…誰かに見られてる‥?
三雲『ナーナ君??寝た振りはいけないねぇ?』
七瀬『わきゃぁッ!?!』
いきなり首の後ろの襟を掴まれ、後ろに引かれる。
刺青が今日はピンチの日…
そんな僕に憎たらしい声で返してくる。
新武『なーに可愛い声だせんじゃん。』
チッ、離せよ…
七瀬『可愛くないですし、襟をひっぱらないでくださぁい。』
この人が生徒会なの忘れてた。
新武『それ、作りキャラなんだろ?やめれば可愛気あるのに。』
七瀬『可愛気あったら困るし、作ってもないしぃ?』
ぶりっ子は欠かさず、あくまでツンと返す。
新武『あっそ、三雲〜抱かせて。』
三雲『ん?あそこ捻り潰すよ??』
新武『…おしごといってきまぁーす!』
そのまま逃げるように教室から出ていった。
三雲こわ…
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