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第52話
そのまま適当に授業を受けて、チャイムが鳴った。
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン…
三雲『おっ昼ーいっこうーー
しょっくどーいこぉー。』
七瀬『元気だね!』
三雲『もうスイッチ全開…』
三雲に呆れられるとか終わったな、僕も。
ガチャッ
食堂内『きゃぁーーーー可愛い♡』
『抱かせてーーーー!!!』
『罵ってーーーーー!!!』
…どうやら三雲と同じことを思ったらしい。
2人して顔を引き攣らせた。
三雲『なんか最後の方マニアックー。』
罵ってって…。
あれ??
七瀬『会長ー、お久しぶりです!!ところで、そのチワ子誰ですか?』
会長や生徒会と食事をしていたのは可愛いチワ子でした。
(チワ子=チワワ+○子)
新武『そんなのどーでもいいやろ?』
七瀬『よくないですよぉ…とっても可愛いじゃないですかー。会長の新しい彼女ですかぁ?』
僕の勢いに圧倒されて困るチワ子。
チワ子『えっと、あの…』
すると冷たい声で言われた。
紅華『違う、友達だ。』
友達、ね。
七瀬『へえ、よくお守りになられてくださいね?』
ただでさえ、危ないのに。
新武『お前には関係ないやろ、失せや。』
馬鹿だな…。
だが長居もめんどうなので、大人しく引くことにする。
七瀬『はぁーい。三雲〜待たせてごめんねぇ?』
三雲『全然っ!いこっかー。』
せっかく入ってきたけど、食堂から出る。
七瀬『鍵を取りに行って、親衛隊室にいこう。』
三雲『りょーかい。』
それから2人で足早に親衛隊室へ向かった。
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