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第15話 好きな人 Side正臣

指を久登から抜くと硬くて今にも弾けそうな俺自身を久登の蕾に押し当てた。 久登が怖がらない様に唇に触れるキスをしながらゆっくりと中に沈めていくと少しだけキツイのか身体が強張った。 「久登、痛いか?」 「だっ・・・大丈夫だから・・・正臣の全部が欲しい」 苦しいのか目に涙をためて無理に笑う久登。 「久登に俺の全部をやるからお前も俺に全部くれ」 久登の目から涙がこぼれ落ちる。 「嬉しくて涙が止まらないよ正臣」 「俺も嬉しいよ久登。少しだけ我慢してくれるか?お前が欲しくて限界なんだ」 久登はコクリと頷いた。 いつもは俺の隣で笑ったりしている久登。 辛い時でも泣かずに笑っていたよな? 俺にだけ見せる顔が嬉しくて愛おしい。 この先、理解してもらえない事が多いけれど俺は久登がそばに居ればそれでいい。 「久登、ずっとそばにいろよ」 「はい。正臣のそばにいます」 途中で動きを止めていたけどゆっくりと久登の表情を見ながら中に俺自身を全て沈めた。 「はぁっ・・・おっ・・・きい」 「誰と比べてる?」 久登は初めてのはずなのに大きいと言う言葉にさえ嫉妬してしまう。

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