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第15話 ある日の出来事 Side心翔
優ちゃんは静かに俺の腕の中で眠っている。
初めて会ったあの日から俺の恋が始まっていたんだ。
初恋の相手。
俺たちの再会は良いものじゃなかったし冷たい目をした優ちゃんの事が今でも忘れられないでいる。
もう二度ととあんな冷たい目をした優ちゃんになって欲しく無い。
これから先もお互いに些細な事で言い合いになるかもしれないが忘れないで欲しい。
俺は何があっても優ちゃんの手を離したりしない。
優ちゃんが俺の隣で幸せそうに笑う顔が見て居たいからだ。
ずっと隣で笑って居て欲しい。
優ちゃん。
愛している。
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