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第1話

(今日はいい天気!) そんなことを思いながら真耶は学園に向かっていた。 真耶が入学したのは『桐咲星南学園』 開校2年目の新学校 今日から真耶は高校生になった。 (どんな生活になるのかな?) なんて真耶が思っていると後ろから声が聞こえた。 「真耶…ふぁ」 「綾斗くん!相変わらず眠そうだね」 「だって今日、こんなに天気いいんだよ?眠くもなるでしょ」 「綾斗くんらしいや」 葉月綾斗は中学校のときからの仲良し。 (あ、そろそろ学園に着く) 綾斗と真耶は初めての校門をくぐった 2人が潜るとたちまちあちこちで声が聞こえた。 「あれ、一年生!?可愛くない!?」 「男だよな?可愛い……」 「もう1人の子かっこいい!」 「一年生のスペック高すぎる!!」 (なんか言われてる?) 「綾斗くん…」 「真耶。大丈夫…。ね?」 「うん」 2人は見られてる気が物凄いしつつも、気にしないようにして歩いてるとざわめきが聞こえた。 「きゃーー!!!生徒会長よ!」 「え!ほんとだ!花森くんもいる!」 (生徒……会長?) (ということは生徒会の人達なのかな?) と思いつつ真耶はその様子を見つめていた。 真耶は横を通り抜けるその人達の中の1人と目があった。 黒縁の眼鏡に、整った顔… 「真耶、ほら…行こう。クラス表見たいし」 「うんそうだね」 真耶は何故目があったか分からないがとりあえず、また歩き出した

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