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第2話

2人がクラス表を見るとそこには2人の名前があった。 「綾斗くん!同じクラスだね!」 「うん…まぁ真耶と一緒なら平気だし楽…」 真耶たちのクラスは特級クラス。 簡単に言えば勉強が出来る人や、特待生が集まるクラスだ。 真耶も綾斗も特待生で入った上に真耶にいたっては学年で1位で入って、綾斗は2番目だった。 「真耶。クラスに向かおう…よ。多分ここで寝る」 「え!綾斗くん眠いのは分かるけどここで寝ちゃだめだよ?」 「嘘だよ。寝ないから…多分…ほら行こう」 (多分と聞こえた気がしたけど大丈夫だよね…) クラスに入った途端に歓声?が聞こえた 「え!なにこの2人がいっしょのクラスなの!」 「ラッキー!」 (え?何がなんだろ…) 真耶はそう思いつつ、とりあえず席に着いた。 綾斗は真耶の後ろの席。それに、窓際だった 「席近くて良かったね。綾斗くん」 「だね。とことんついてて良かった」 「ねえ!」 2人が落ち着いてたら、突然声をかけられた。 「2人とも!どこの中学から来たの?」 「好きな食べ物は!?」 「好きな人いる?」 「え?どうしよう。えーと…」 気づけば何故か綾斗も真耶もたくさんの人に囲まれていた (どうしよう…質問返そうとしても次々と質問される…) (うう……) 「君たち、そろそろ体育館に向かった方がいいんじゃないの?ほら時間だよ?」 助け舟を出したのはだれでもない綾斗だった。 「ほら真耶も行こう?」 「うん!綾斗くんありがとう!」 「別に…真耶が困ってたし親友を助けるの当たり前でしょ。ほら早く行こう」 夢乃は頷いて、入学式が行われる体育館に向かった。

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