ってか、襲うっていうか喜んで飛び付いてるだけだけど…。 でも、これヤバイかも。 しつこく男の人の周囲を鳴きながら廻り、前後左右から飛び付いてる。 しかも全力で尻尾を振って、目を輝かせてるハッピー。 男の人の戸惑いが後ろ姿からも伝わってくる。 男の人の背中にはハッピーの可愛い肉球スタンプが…あぁっ、ヤバイ。 こんなことなら、さっき穴堀り意地でも止めときゃ良かった…。（穴はちゃんと埋めましたよ、はい） と、とにかくだ！ この悪行を直ぐにでも止めなければ！！ 「ハッピー！やめろ！！」 俺は急いでリードを掴むと、ハッピーを男の人から引き剥がした。 だけど、興奮しているハッピーはご主人様の出現に益々喜んで、飛びついてきた。 尻もちついた俺に、のし掛かってくる。 「うわあっ？！おい、こら、ハッピーやめろ！！」 ブンブン尻尾を振りまくって頬っぺたベロンベロン舐められ、首筋フンフン匂われ、体をまさぐられる。