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ケーキはそうやって食べるもんじゃない!②
「うぷっ」
ひよしさんが腹を抑えてゲップをした。
「…ちょっと貰いすぎちゃったね」
僕は苦笑いした。
「どんだけ売れ残ってんだよ。お前のバイト先、大丈夫か?」
「なんか、パティシエさんが作りすぎちゃったって言ってたよ」
「賞味期限今日までだろ?勿体無いな」
「お隣さんにあげる?」
「そうだなぁ…、いや、待てよ」
ひよしさんが閃いたという顔をした。
「空、服脱げ」
「うん、服ね…って、なんで!?」
「ついにノリツッコミするようになったか」
「この話の流れでなんで服脱がなきゃいけないの?」
「ちょっとやってみたい事があってな」
ひよしさんがニヤニヤしながら言った。
変態さんの顔になってる…
慌てて逃げようとしたけど、捕まってしまい、いつもの通り寝室へと連れて行かれた。
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