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愛別離苦

「ありがとう。今度は、ナオを可愛がらせて」 「うん」 体を起こすと、口の端から零れ落ちた唾液を、指で掬い上げてくれた。 シャツも、スボンも、下着も、一枚ずつ、一樹さんが脱がせてくれた。 何も身に付けるものがなくなると、静かにシーツの上に寝かせられ、一樹さんが、ゆっくりと覆い被さってきた。 直接、肌と肌を重ねる心地よさ、ずっしりとした彼の重みに、揺らぎない情の深さを感じ、彼の肩に腕を絡ませると、何度も口付けを降らしてくれた。 「ナオ、愛してるよ」 「うん、僕も・・・」 「今だけは、俺だけ見てくれる⁉ナオを独占したい」 真摯な眼差しを向けられ、体の奥が、じんわりと疼く。 海斗もちゃんと、僕の心の中にいる。 いつも三人一緒だもの。 「うっ・・・んっ」 ねろりと、胸の小さな突起を舐められ、くぐもった声を上げた。 小波のような震えに体をしならせると、突起が、ぴくんと跳ねた。 「気持ちよさそうだね」 「うん、きもちいい、もっと、舐めて」 ちゅっ、ちゅぼっと、音をたてて、一樹さん、いっぱい舐めてくれた。 片方も、指の腹でコリコリと転がしたり、摘まんで揉み解してくれたり。 もう、気持ちが良すぎて、腰が抜けるかと思った。 「ナオ、ここ、蜜でグジョクジョになってる」 「言わないで、恥ずかしいから」 手で中心を隠そうとしたけど、大きく足を開かれた。 「これは、俺の‼」 「そんな・・・やぁ、あ・・・ん‼」 ペロペロと、鈴口から竿に溢れる蜜を、愛おしそうに舐めてくれる一樹さん。 「おいしいよ、ナオの好き」 色っぽく囁かれ、腰がぴくんと跳ね上がって、小さな僕のものも、頭をもたげ始めた。 すると一樹さん、根本までスッポリ口にくわえ、上下にしごき始めた。 「っあーーっ‼」 あまりの気持ちよさに、甲高い声が漏れる。 指は、双果をやわやわともみ扱き、双丘の奥の蕾へと下りていく。 指でそこを撫でられ、ぞくぞくと肌が粟立った。 「一樹さん・・・の、ほしい」 「まだ、充分に解してないよ」 「それでもいいから早く、挿れて」 「そんなとろんとした瞳で見詰められたら、俺、もう我慢できないよ」 一樹さん、苦笑いしてた。 ごめんね。 僕のものをイカそうとしてくれていたのに。 「積極的なナオも、かわいいよ。ますます好きになりそうだ」 そう言って、秘所の蕾に舌を差し入れ、チロチロと舐め始めた。 「あぁ・・・ん‼」 びくん、びくんと、立て続けに腰が跳ねる。 「汚いから、一樹さんだめぇ‼」 枕に顔を埋め、僕は、あられもない声で、喘ぎ続けた。

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