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第210話
涙を溜めても、嫌がることはしなかった。
俺は、DVDと同じことをする。
いや、それ以上に、榛葉を羞恥で辱める。
足を開かせ、太股の下に手を回すとぐっと腹まで押し上げる。
子供が排泄する時の様な格好にされても、――その身体を震わせても、榛葉は小さく息をするだけ。
耳まで真っ赤にして、も。
辱めて、恥ずかしい格好をさせて、榛葉の言う酷いことを――俺がする。
馬乗りになり、唇に優しく触れて、唇から首、胸、臍と舌でなぞっていく。
「ぷっ」
榛葉が小さく笑ったので怪訝そうに自分を見ると、榛葉に馬乗りになった際、服にクリームが付いてしまったらしい。
服を脱ぎ、床に放り投げて、今度は剃刀を榛葉に向ける。
刃とは反対の部分にクリームを乗せて、肌を滑らせると、榛葉は両手で口元を覆った。
カタカタと震えるその身体が愛おしい。
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