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ままなのは、ないしょだよ

 来客を告げるメロディが鳴る。僕はバックヤードで業務用フライヤーのひとつを掃除していた手を休め、声を張り上げながら急いでレジに向かった。 「いらっしゃいませ!」  だけど見知った顔がお握りを手に取っているのを見て、何だかホッとする。一週間ぶり、だ。  バイトを始めてから一年、ほぼ毎日深夜の弁当屋で顔を合わせる内に、客と店員の境界線を越えて顔見知りになった深道(ふかみち)さんは、近所に住んでる少しくたびれてるけど渋めのサラリーマンだった。  目鼻立ちは整ってるのに、よく見ないとイケメンだって印象が持てないのは、ヨレヨレのスーツに寝癖がついたままの髪だから。  失礼だからハッキリ訊いた事はないけれど、毎日深夜の仕事帰りに弁当を注文するのだから、独身に違いない。いつしか僕は、深道さんが訪れるのを、今か今かと待つようになっていた。  一週間来なかったから、もしや引っ越したんじゃ……なんて、悪い予感に苛まれてたんだけど、それは杞憂に終わった。 「よ。久しぶり」  深道さんはいつも通り、お握りを持った手を軽く上げる。 「お久しぶりです」 「カツ丼にしてくれ」 「はい」  僕は油に冷凍カツを投入しながら、笑った。 「今日は、沢山食べるんですね。カツ丼に、まだお握りですか?」 「ああ、いや。お握りは」 「まいちゃんがたべるの!」  突然かん高い舌っ足らずな声が上がって、僕はビックリしてカツ丼用の発泡スチロール容器を落としてしまう所だった。  恐る恐るレジ台の下を覗くと、小さな小さな長い髪の女の子が、いっちょまえにピンクのスカートを履いて見上げてた。  こっ……子供!? 僕は激しく動揺し……冷静を装って、必要以上に硬い声で訊く。 「可愛いですね。お子さんですか?」 「ああ……今まではお袋が面倒みてくれてたんだが、ぽっくり逝っちまって……保育園なんか急に入れないだろうし、どうしようか、悩んでるとこだ」  これはもう、訊くしかない。訊かなきゃ、きっと後悔する。 「そうなんですか。ご愁傷様です。……奥さんは?」 「かみさんは、こいつ産んだ時に逝っちまったからよ」 「そうなんですね……すみません、変な事訊いて」 「ああ、いや、気にしないでくれ。もう二年以上も前の話で、とっくに乗り越えてるから」  深道さんは、女の子――舞ちゃん? の頭をポンポンと撫でて、見た事もない優しい微笑みを浮かべる。 「ほら、舞。お兄ちゃんに挨拶して」 「あのね、まいちゃん! にしゃい!」  元気よく言うけれど、指は三本立っている。そのシュールさに、僕は思わず噴き出した。 「ウケるだろ。これ、最近の舞の鉄板ネタなんだ」  僕らは顔を見合わせて、くすくす笑う。あ……僕にも、優しい微笑みが向けられて、鼓動が少し跳ね上がる。  だけどその時、カツが揚がった事を知らせるキッチンタイマーの音がピピピと鳴った。僕は名残惜しくカウンターを離れ、卵で閉じてカツ丼を完成させる。  カウンターに戻り袋に入れてると、舞ちゃんが腕をいっぱいに伸ばしてお握りを差し出した。 「これも! まいちゃんの!」 「うん。ありがとう」  レジを打って……ミニサラダを、お握りの袋に忍ばせる。 「え」 「今日だけ、サービスです。育ち盛りのお子さんに、お握りだけじゃ駄目ですよ」     *    *    *  翌日、深夜。また深道さんはやってきた。舞ちゃんの小さな手を引いて。 「今晩は」 「よ」 「保育園、大丈夫ですか?」 「それがよー……」  昨日の微笑みとは対照的に、深道さんは憂鬱そうに溜め息をついた。 「聞いてくれよ」  明るい話題しか話さない普段とは、明らかに様子が違っていた。 「何でも、聞きますよ」 「今の保育園って、申込日前日から徹夜で並ばなきゃいけないほど、倍率が高いんだってよ。ただでさえ、兄弟が通ってるうちは優遇されるし」 「へえ……」  うちは母さんが専業主婦だから、きっちり五人、育て上げてくれたな。末っ子だけがまだ高校に通ってるけど、みんな田舎の実家を出て、関東で自活してる。 「おまけに、かみさんの両親には、初めっから結婚に反対されてたから……子供の親権を渡せとか言いだして……」  深道さんは、カウンターに肘をついて、頭を抱える。こんな深道さん、初めてだ。  店内をちょろちょろと歩き回ってた舞ちゃんが、お握りを見付けてカウンターに持ってきた。 「はい、おにいちゃん! まいちゃんの!」 「ああ、うん。ありがとう、舞ちゃん」  舞ちゃんは嬉しそうに、白い宝石みたいな歯を見せる。確かにこんなに可愛い我が子を渡せなんて言われるのは、凄く辛いんだろうなと思う。  考えるより先に、言葉に出ていた。 「良かったら、ベビーシッターしますよ。これでも僕、五人兄弟の長男ですし」 「えっ!? 良いのか!?」  茶髪にカラコンの僕に、こんな申し出をされたって、普通は食い付いてこないだろう。それだけ、追い詰められてたのか。深道さんは、顔を上げて縋るように僕を見た。よほど辛いのか、うっすら涙の滲む目で。 「良いですよ。仕事は夜だから、昼間は暇してますし。今は、どうしてるんですか?」 「一日、同僚のうちで面倒みて貰ったんだが……舞、全然懐かないし、昼寝させたらおねしょしたって散々嫌味言われたんだ」 「それは、もう預けられませんね」 「舞、お兄ちゃん好きか?」 「うん。おにぎりのおにいちゃん、すき~!」 「明日っから、お兄ちゃんとうちで、お利口さん出来るか?」 「うん! まいちゃん、できるよ!」  そんな調子で深道さんと住所と電話番号を交換して、深夜勤の終わる朝五時まで、僕はソワソワしながら仕事をこなした。     *    *    *  住所を訪ねて、僕は思わず鼻血が出そうになって半顔を覆った。深道さんは、可愛いキャラクター付きのスウェットに乱れ髪で出てきた。ヒゲもまだ剃ってない。寝起きの雄の体臭が、仄かに香って目眩がした。 「おはよう」 「お、おはようございます」 「舞は今、アニメを観てる。シャワー浴びてくるから、みててくれるか?」 「あ、はい。大丈夫です」  シャワー……深道さんのあらぬ姿を想像してしまい、また鼻を押さえる。え? 僕……欲情してる? 深道さんに?  一度意識してしまうと、深道さんの日常の詰まった3LDKの部屋は、ひどく刺激的だった。  細く開いたドアから覗く、ベッドルーム。脱ぎ散らかされたままの、靴下。昨日うちの弁当屋から買っていった、幕の内弁当の容器と割り箸。  取り敢えずベッドルームのドアを閉めて、靴下を拾い、ゴミを片付ける。  舞ちゃんは、食い入るようにプリンセスもののアニメを観ていた。人心地ついてそっと隣に胡座をかくと、小さな手で小指を掴まれた。  懐かしいな。妹の面倒をみていた頃を思い出す。そして見下ろして、長い髪がくしゃくしゃに絡んでいるのを発見する。  長い髪は、毎日丁寧にブラッシングしなくちゃいけない。深道さん、今までお母さんに舞ちゃんの世話を任せてたから、手入れが行き届かないんだな。そう思って、ブラシを探し出してきてブラッシングし出す。舞ちゃんは、微動だにせず画面に釘付けだ。  ブラシの横の小箱を開けたら、飾り付きのヘアゴムが沢山出てきたから、中からピンクの水玉のヘアゴムをふたつ選んで手首に通す。ツインテールにしようと、髪を掬い上げるように梳いた。 「いちごがいい!」 「え? 苺が食べたいの?」 「いちごのごむ」 「あ、うん。分かった。ちょっと待ってて」  お気に入りなのか、確かに上の方に苺飾りのヘアゴムがあった。 「舞ちゃん、これでいい?」  掌に乗せて見せると、テレビの画面から視線が落ち、手の大きさを見て初めて気が付いたように目が合った。 「おにぎりのおにいちゃんだー!」 「うん。そう。おはよう」 「おはよう! あのね、まいちゃんね、いちごのがすきなんだけど、ぱぱむすべないんだー」  やっぱり。僕は手際よく舞ちゃんをツインテールにしながら、笑った。 「これからは、僕が結んであげる」 「やったー! おにいちゃん、だいすき!」 「お、良かった。懐いてるな」 「深道さ……」  振り返って、笑顔が凍り付いた。深道さんは、黒いボクサーパンツ一枚で、濡れた髪をバスタオルで拭ってた。目尻の微かな笑いじわは、アラサーよりは多分もうアラフォーなんだろうに、鍛えてるのか引き締まった隙のない身体つきだった。 「(くすのき)くん、深夜勤だろ? 何処で舞をバトンタッチするのが良いかな」  深いバリトンで名前を呼ばれて、ドキリとする。今まで一度も、名前を呼ばれた事はなかったから。出会った頃、確かに名乗り合ったけど、果たして僕の名前を覚えているのかさえ謎だった。 「あ……今日、僕休みなんです」 「そうか。じゃあ、うちの中は自由に使ってくれ。買い物したら、レシートを忘れずに。シッター代は、今夜にでも詳しく決めよう」 「そんな、僕、金目当てじゃ……」 「いや。甘える訳にはいかない。社会人として、きちんとケジメはつけよう。眠くなったら、ベッド使っていいから。舞も昼寝するから、睡眠はとれると思う」 「あ、は、はい」     *    *    *  それから、昼はベビーシッター、夜は弁当屋のバイトの日々が始まった。深道さんは、バイトと同じくらいの金額を提示してくれた。正直、深夜勤を辞めてもいいくらいだったけど、ちゃんと『男』として見て欲しくて、シフトを半分くらいに減らして頑張った。  でも寝不足は日に日にたまって。色んなものがたまってた。  ぼんやりと、覚醒する。ああ……今日は、何だかやけに深道さんの香りが鼻をつく。股間に手を持って行くと、ガチガチに朝勃ちしてた。いや、夜だから、夜勃ち?  何処までもぼんやりと思いながら、殆ど反射的に扱き出す。 「っ……」  あっという間に上り詰める。 「ふかみ・ち、さ……ンッ?」  そんな。馬鹿な。僕の拳の上に、一回り大きな掌が重なって、一緒に扱き始めた。 「アッ・は」 「シッ。舞が起きる」 「んんッ」  気が付くと、舞ちゃんを挟んで、向かい合わせに深道さんが横になってた。いつもはくたびれてる筈の眼光が、暗闇に鋭く光る。  深道さんに、扱かれてる……! その事実はひどく興奮するものだったけど、イきたいのをグッとこらえて、僕も深道さんの前を探った。信じられない事に、深道さんも興奮してた。互いに、息を荒くして扱き合う。  闇の中に、雄の匂いと舞ちゃんの寝息だけが充満した。 「待て……風呂場に行こう」  確かに、このままじゃベッドを汚す。舞ちゃんを起こさないようにそっと起き上がって、バスルームに行った。どちらからともなく激しく唇を重ねながら、もどかしく服を脱がせ合う。 「後ろ、向いて。バスタブの縁に手をついて」  シャワーを出して音を消しながら、深道さんの引き締まった尻に一度だけ、歯を立てる。 「ッア!」  バリトンがひっくり返って色っぽいハスキーヴォイスになる。  ボディソープを掌に取って、後ろの孔に塗り伸ばした。ビクビクと腰が跳ねる。焦る気持ちを抑え中指を第一関節まで()れて、腹側に曲げてツルツルと滑らかな内部を探る。 「や、おまっ……慣れ過ぎっ」 「男遊びしてる訳じゃないですよ。深道さんとシタくて、ネットで調べました」 「んぁ、や、ソコ……っ」  必死に声を押し殺して、深道さんは、拳が白くなるほどバスタブの縁をわし掴む。 「ここ、ですか?」 「ヒ・んっ」  僕は中指に触れるしこりを、緩急をつけて突く。中にイイ所があるとこなんかは、女と変わらないな。  やがてガクガクと内股が震え始め、孔がひくついて求め出す。 「深道さん……好きです、すき……」 「あ……あ・あ……」  僕は余裕をなくして、深道さんの中に挿入(はい)ってく。熱くてトロトロで、女よりもキツくて最高だった。じっくりと味わうように、抜き差しする。深道さんは、涙声でしゃくり上げた。 「や・ぁんっ……くる・し……イかせろ……っ」  女は早いと怒るけど、男はそんな事ないのかな。熱に浮かされながら、前に手を回して深道さんを握る。扱くと、男としての条件反射で腰が前後してしまうのか、深道さんは苦しそうに鳴いた。 「あっ・は……ん」 「イイ? 深道さん」 「あ・あっ、も、イくっ」 「僕も……っ」  深道さんが、前も後ろもグチョグチョにして乱れてる光景が、下腹を熱くする。孔が、経験した事のないキツさで締まり上がり、もはや気持ちいいのか、痛いのかすら分からなくなる。 「う……ふかみちさ……きゅうきゅう」 「イくっ……ん・んん――ッ!!」 「ふ……っ」  ぜん動する内部に促されて、僕も腰を引き締まった尻に叩き付けて果てた。しばらくは、二人分の弾む息をシャワーの音がかき消してた。 「んっ」  後ろから薄い肩を噛むと、深道さんが震える。 「お前……噛み癖があるのかよ」 「本当に好きな人にだけ」  その時。か細く、悲鳴のような長い音が聞こえた。 「ヤバい、舞……おい、抜け」  僕は焦って勢いよく楔を引き抜く。 「ハぁっ」  急に抜いたからか、深道さんは色っぽい喘ぎを上げて、床にへたり込んだ。 「だ、大丈夫ですか?」 「馬鹿野郎……年寄りに無理させっから、腰が抜けちまった」  オロオロしてる内に、舞ちゃんの声が近付いてくる。 「と、取り敢えず流します」  深道さんが出したのと、深道さんの中から零れた精液を、シャワーで流す。  バスルームに灯りが点いてるのを見付けた舞ちゃんが、磨りガラスのドアをバンバンと叩いた。 「ぱーぱー! おふろ?」 「ああ、舞。ちょっと待て」 「まいちゃんも、はいるー!」  磨りガラス越しに見えている色彩が、裸ん坊になる。僕が逃げ出す余地は、なくなった。 「しゃあねぇな……」  呟いたと思ったら、深道さんはシャワーヘッドに縋って立って、バスタブの中に腰かけた。栓をして、お湯をため始める。 「舞、パパとお兄ちゃんで風呂入ってんだけど、舞も入るか?」  その言葉に、やましい所のある僕はギョッとする。だけど舞ちゃんは元気よく答えた。 「はいるー!」 「楠、開けてやってくれ」 「え、良いんですか!?」 「子供に分かる訳ないだろ。ビビるな」  濡れた前髪をオールバックにかき上げる深道さんは、わざとやってんじゃないかと思うほど扇情的だったけど、一度瞑目して落ち着いてから、バスルームのドアを開ける。 「ぱーぱー!」  びゅっと風を切るようにして、舞ちゃんが入ってきた。 「はいるー! はーいーるー!」 「お兄ちゃんに、入れて貰え」 「はいるのー!」  小さな両腕が伸ばされる。僕はまだ若干罪悪感を感じながらも、舞ちゃんを抱き上げて湯船に入れてあげた。深道さんが抱き留める。 「じゃ、僕出るんで……」 「おにいちゃんも!」 「えっ?」 「さんにんではいるの!」  確かにバスタブは広いけど、どんな顔して入ったら良いのか分からない。 「入れよ。楠」  どさくさに紛れて、呼び捨てにされるのが心地良い。僕はその落ち着いたバリトンに陥落して、舞ちゃんを挟んで向かい合わせに湯船に入った。 「おにいちゃん、ぱぱのこと、すき?」 「えっ」  僕はたじたじしっぱなしだ。 「ぱぱのこと……きらい?」  口篭もってると、くしゃっと悲しそうに表情筋がたわんだ。ああ、これは泣く一歩手前の表情だ。僕は慌てて、言葉を紡ぐ。 「あ、いや! パパ好きだよ!」 「どのくらい?」  現金なもので、くるりと上機嫌にたたみ掛けられる。 「えーと……いっぱい」 「じゃあ、ぱぱは?」 「ああ。俺も、舞と楠が、大好きだよ」  途端、舞ちゃんが歓喜の声を爆発させた。 「あのね! たかしくんがいってた。ぱぱとままは、いっしょにおふろはいるって」  またギクリとする俺を振り返って、天使のように無邪気に笑って、正面を向いて深道さんにも笑いかけた。 「ぱぱとおにいちゃんは、すきどうしだし、おふろいっしょにはいるんでしょ? おにいちゃん、ままになって」 「へ!?」  その展開に、流石の深道さんも、口元を覆ってくつくつと笑う。 「ぱぱ、ねえ、おにいちゃんとけっこんしたら、ままになるんでしょ」 「そうだなあ……ママと言うか、パパと言うか……」 「ちょ、深道さん! 笑い事じゃないですよ! マズいですよこれ!」 「そうだなあ、渋谷に引っ越すかあ」 「確か、世田谷区もパートナーシップ証明書を出してる筈……」 「馬鹿、冗談だよ」  真面目にツッコんだ僕に、深道さんが可笑しくてたまらないといった風に肩で笑ったあと、細く吐息した。色香が滲む。 「幾ら自治体が認めてくれたって、かみさんの両親には嫌悪感を与えるだけだ。だけど二十四時間体制のベビーシッターを雇ったって言えば、親権を諦めるかもしれない。楠、頼めるか」 「え? 俺なら、良いですけど……」 「決まりだ。舞、お前にママが出来たぞ。だけど、これは内緒の話だ。分かったか?」 「うん。ないしょ!」  深道さんの細い小指と小さな丸まっちい小指が絡む。 「ままも!」 「う……うん」  指を絡ませる僕たちの真ん中で、舞ちゃんは代わる代わるに大人たちの顔を見て、凄く幸せそうだった。  だけど僕らは忘れてた。女の子っていうのは生まれた時から女の子で、その女の子っていうのは常にお喋り好きだっていう事を。  翌日、朝食を摂ってから休みの深道さんと三人で買い物に出かけた時、ママが出来た事が嬉しくて仕方ない舞ちゃんに、大声で何度も「ねえ、ぱぱ!」「まま、はやく!」と呼ばれ、冷や汗をかく事になろうとは、まだ与り知らぬ夜なのだった。 End. 【オフィシャル作家への意気込み】  BLを書くのが、心から大好きです。  ちょっとした萌えフレーズから妄想したり、与えられたお題からお話を膨らませたり。  時には、断片的に覚えている夢(眠っている時に見るやつ)から、十万字まで引き伸ばしたりします。  短編(一万字以下)なら一~二日、長編(十万字くらい)なら二週間~一ヶ月で書き上げる事が出来ます。  出来る事なら、全ての時間をBL創作に捧げたいくらいです。  『BLはファンタジー』だと言ったどなたかの言葉は的を射ていると思っていて、読んだ方が、ほっこり幸せになったり、キュンと切なくなったり、『感動』出来るファンタジーな愛に溢れた作品が書けたら幸いだと思っております。  BL好きな皆さんを満足させられるよう、日々頭の中の引き出しを覗いては、新しい言葉の原石の欠片がないか、探しております。  BL馬鹿と呼ばれたい、圭 琴子でした。  心の琴線に触れるものがありましたら、是非投票よろしくお願い致します!

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