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ぐぐ…っ。
十分に解した後蕾に楔が侵入してくる。
「…っ、…んぅ…」
「……キツいか?」
「だい…じょうぶ…」
いつもなら無理だけれど、今なら大丈夫。
不意に訪れた発情期のお陰で、圧倒的な存在感の楔を体は受け入れる事が出来ているから…。
楔に浮き上がる血管と中の襞が擦れて、脳髄まで焼いてしまう位の快楽がかけ上がる。
リカルドが気遣ってくれるのも分かるが、蕩けてしまった粘膜はもう限界に近い。
「…ね?」
「う、……」
ふにゃりと笑むと、月明かりの中でリカルドの表情が変わった。
「お前な、どれだけ反則やらかすんだ」
「……?」
「とっくに限界なのに、余計に煽るな」
「え、そ…な、なんで…?」
中でリカルドの硬さと大きさが増した。
今まで発情期の姿を一切見せていなかったのに、事に及ぶに当たって初めて見せる甘い表情。
しかも、微妙に滲ませる色香と濃密な発情香。
一気に煽られ、リカルドも我慢の限界を超えてしまった。
「悪い。我慢の限界だ
なるべく優しくする」
「ひあ…っ!」
「逃がしてやらないからな」
「あ…っ、…っふ…」
月明かりが翳る瞬間、アイスブルーの瞳が光を帯びる。
ゆっくりと、硬度を増した楔が最奥へと突き入れられた。
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