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近くのファミレスに行った 「如月。醤油、取って」 苗字に戻ってる…… 「何、寂しそうな顔してんの。 仕事とプライベートは分けなきゃ。 名前で呼ぶのはベッドだけ」 小さい声で囁く 「あ、阿呆か! 誰が寂しそうな顔してんだよ。ばか!」 「お前、本当に口悪いな」 「うるせー!」 「それくらいにしとけ?夜、お仕置きするぞ」 ギョッとする こいつのは、シャレになんねー!! 一緒に朝食 なんとも不思議な光景 この後、一緒に会社行くとか信じられない 窓に映る首元の跡が目に入り、襟を上に引っ張る 「ぶっ、くくく………」 腹立つ。こいつの爆笑 「笑ってんなよ!お前のせいだろ!!」 「は、ははっ。 襟引っ張ったって、長さは変わんねーだろ」 緑川は目尻を下げ、肩を揺らして笑ってる 笑うと一気に幼くなる 意外と可愛い顔に毒気を抜かれる 「何、見てんだよ。キスするぞ?」 前言撤回…………! 可愛いなんて、目の錯覚 ………誰か、あいつをなんとかして下さい

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