風呂から上がると、急に眠気に襲われる 環に掴まり、フラフラと風呂から上がった 布団に倒れこむと環がぎゅっと抱きしめてきた 何コレ？ この格好で寝るの？寝苦しいだろ 離そうとするけど眠くて力が入らない 環が抱きしめたまま、頭をなでなでしてきた また犬扱いしやがって…… でも眠い…… 環が何か言ってる 何？なんて……？ 全然、聞こえないよ…… あっという間に寝てしまった アラームをかけずに寝てしまった事を後悔するのは次の日の朝 ピピピピ…… 環のアラームで目が覚める 「……ん、何時？」 時計を見てビックリする 家に戻る時間ない！ 「ふぁ……おはよ。碧」 「おはよーじゃない！なんだ。この時間は！」 「別に余裕だろ？」 「家に戻る時間無いじゃん！」 「なんか必要な物あった？」 「そうじゃなくて着替え！同じスーツに同じワイシャツ！意味深すぎるだろ！」 「大丈夫！携帯スーツ用リセッＯュ持ってる」 「飲み会のまま、朝帰りだと思われるだろ！！」 「別にいーじゃん。いー大人なんだし」 「俺は嫌なの！」 昨日、キスマークで上司に散々、注意されたばかりなんだぞ！ 朝帰りだなんてバレたら、なんて言えばいいんだ 人のスーツなんて……そんな見てないよな？ あぁ。どうか、バレませんように！